レアモデル「ミッションタイマー」日本限定50本 TUTIMA ミリタリー パイロット クロノグラフ T Ref.760-32 純正新品パーツ 24年2月OH済

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商品情報

一見するとミリタリークロノグラフTに見えますが、通常赤くペイントされているクロノ針が、他の時針分針と同じ色になっています。これは夜間のミッションにおいても正確に時間を計れるようにクロノ針も夜光となっているためです。日本での通常モデルではないため、かなりレア度の高い商品です。ムーブメントはすでに生産終了となっていてる【レマニア5100】を搭載しています。 
※ 2010年頃、当時の TUTIMA日本総輸入代理店 PX株式会社ライセンス、国内正規販売店の当時の商品紹介

ケース素材:純チタニウム サンドブラスト仕上げ
ねじ込み式リューズ
内側に無反射コ-ティングを施したサファイアガラス
ケース径43mm、厚さ14.6mm、重量130
純チタニウム製ブレスレット(取付幅20mm 腕廻り20cm以上)
搭載ムーブメント 自動巻機械式クロノグラフ LEMANIA 5100(秒・分・時、日付&曜日表示
秒針停止機能付き 9時位置スモールセコンド 28,800振動 17石 パワーリザーブ45時間
耐圧性能20 Bar 200m防水
G性能 7G
付属品(外箱、内箱、保証書)
当時の定価税込¥572,000 
・2024年2月 有名時計修理工房にてオーバーホール実施(個人情報を削除した明細書 有り)
・ドイツ本国より 純正チタニウムケース、サファイヤガラス、プッシャー、針を取り寄せ交換
・サファイヤガラス表面に透明なフィルム 施工済み
ドイツ本国より 純正チタニウムブレスレット用予備コマ4個 取り寄せ 付属
・純正 外箱 内箱、メーカー発行保証冊子 付属
Reference:
・ 760-01  アワーインデックス112、ミリタリーレザーストラップ
・ 760-02  アワーインデックス112、純チタニウム製ブレスレット
・ 760-03  タキメータースケール、ミリタリーレザーストラップ
・ 760-04  タキメータースケール、純チタニウム製ブレスレット
・ 760-22  Date 9 H (左利き用モデル)純チタニウム製ブレスレット
・ 760-32  スーパールミノバ夜光塗料を塗布した、秒、分 カウンタークロノグラフ針、純チタニウム製  ブレスレット


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1926年、グラスヒュッテでは、エルンスト・クルツ博士が、「時計産業の未来は腕時計にある」というアイデアの下、第一次世界大戦敗戦後の混乱から荒廃していたグラスヒュッテの時計産業を復興させようとしていました。

TUTIMAの歴史は、そのクルツ博士が中心となって、1927年、ドイツムーヴメント製造会社グラスヒュッテ UROFA社Uhren-Rohwerke-Fabrik Glashtte AG と、グラスヒュッテ時計会社 UFAG社Uhrenfabrik Glashtte AG という2つの大きな会社が創業された頃と考えられます。
UROFA社で製造された最高品質の腕時計には、ラテン語で「 安全な、守られた 」という意味の形容詞 tutus に由来する TUTIMA のラベルを与えました。TUTIMA は UROFA社で作られた製品グレードの中で最高品質を示す名称でした。この時 TUTIMA ブランドが誕生しました。

1930年代には、両社を含むグラスヒュッテの時計産業コンツェルンは、グラスヒュッテに1,000人規模の雇用を創出するなど大きな成功を納めるようになりました。当時グラスヒュッテの時計工業は最盛期を迎えていました。

1941年リリースの、フライバック機能を備えたクロノグラフキャリバー UROFA Cal.59 を搭載したパイロットクロノグラフは、ドイツにおけるパイロットウォッチの歴史とともに TUTIMA のシンボルとなりました。
現代の TUTIMA グランド・フリーガー・コレクションは、この歴史的傑作パイロットウォッチの系統に連なるものです。

第2次世界大戦は、クルツ博士が創設した2つの工場を含め、TUTRIMAブランドのすべてを破壊しました。
グラスヒュッテの町は壊滅状態にありましたが、追い討ちをかけるように、1945年に発足した東ドイツ政府がグラスヒュッテの時計メーカーの設備を接収し、国営グラスヒュッテ時計工場( Glashtter Uhrenbetrieb GmbH )を設立してしまいました。
ちなみに、この工場は東西ドイツ統合後に、 SWATCH Group 下でグラスヒュッテオリジナル・ブランドとなりました。 
ランゲアンドゾーネは、1990年に当時のドイツ鉄鋼大手、マンネスマングループがブランド使用権を取得し、傘下のLHM グループ代表ギュンター・ブリュームラインのディレクションの下、ジャガールクルトによって再興されたブランドになります。

1945年、ドイツ軍に軍用時計を納入していたクルツ博士は、戦争犯罪者になることを恐れ、時計関連の設計図を持って、グラスヒュッテからアメリカの占領地域にあった南ドイツのバイエルン州メンメルスドルフに逃れ、その地で「クルツ時計会社」を設立しました。
1951年には、西ドイツ西部、ニーダーザクセン州ブレーメン近郊のガンダーケッセに時計製造の拠点を移しました。

1954年、現 TUTIMA オーナーの ディーター・デレケイト氏 は 19歳で クルツ時計会社 に入社しました。

1956年、クルツ博士が経営から退き、ヴェルナー・ポーラン氏の下で NUROFA( Norddeutsche Uhrenrohwerkefabrik )が立ち上げられ、同時に販売会社として「 TUTIMA 」が設立されました。
 
1959に NUROFA は、再び UROFA に改名し、クルツ博士が会社の経営に復帰しました。

1960年、UROFA はもっぱら高品質な腕時計を製造していましたが、当時、ドイツにおける時計製造の中心は、南部のフォルツハイムに移っていました。高級時計を作っていたクルツ時計会社は価格競争に敗れ、経営難から操業を停止しました。 
1959年に NUROFA社 を退職していたディーター・デレケイト氏は、クルツ博士の遺産を遺すため、TUTIMA のブランド名を復活させることを決意、1960年、TUTIMA のブランド使用権を取得し、クルツ時計会社時代の技術スタッフを雇い、ガンダーケッセの地で自身の時計製造会社、ディーター・デレケイト時計製造会社( Diter Delecate Uhrenfabikation )を設立、ブランド名として TUTIMA を復活させました。 

当初は、10人程度の技術者がムーブメントや腕時計を組み立てることで、最初に女性用、次に紳士用の時計をTUTIMAで販売。低価格のクォーツ時計で価格競争が激しくなる中、当時ケースのOEM生産を請け負っていた香港のサプライヤーを買収して、1979年には香港に独自のクォーツ時計会社、チュチマ香港社( TUTIMA Hong Kong Ltd. )を設立、他社ムーブメントを採用した時計製造と販売部門は継続して、1970年代に起こったクォーツ危機を乗り越えました。
 
1983年、Diter Delecate Uhrenfabikation は、社名をTUTIMA( TUTIMA Uhrenfabrik GmbH )に変更しました。 

1985年、ドイツ連邦軍はドイツ空軍のための公式クロノグラフウォッチの入札をドイツの時計会社へ打診しました。
軍はクォーツ時計のバッテリーの持続性を不安視していたため、ムーブメントにはクォーツではなく、機械式を採用することが条件だったとされています。テストの結果、LEMANIA 5100を搭載した TUTIMA ミリタリーエアフォースクロノグラフ Ref.798は、コクピット内での操作性を考慮して凹凸をなくし、グローブの上からでも操作しやすいように設計された大型のプッシュボタンの操作性なども高く評価され制式採用されました。
デレケイト氏はこれを機に、ミリタリーパイロットクロノグラフやダイバーズウオッチなどの堅牢で実用的なコレクションを主軸に TUTIMA を展開しました。

1987年には、NATO軍にも TUTIMA のクロノグラフが制式採用されています。 

1989年、ベルリンの壁崩壊で東西ドイツが統合されたことを受けて、デレケイト氏は、グラスヒュッテに戻ることを決意しました。

2008年、TUTIMA Glashtte / SA へ社名変更を実施、現在は、自社製ムーブメントを含め、「グラスヒュッテ規格」の下で腕時計を製造しています。

このように、ブランドのヘリテイジ、ミリタリーパイロットクロノグラフのオリジンを継承する時計メーカーが TUTIMA です。
本品は、2010年頃、当時日本総輸入代理店であった ピーエックス株式会社 からリリースされた、限定モデル 、ミリタリーパイロットクロノグラフ T 「ミッションタイマー」 Ref.760-32 になります。
資料が少ないモデルですが、センタークロノ 分・秒積算針 の針の形状やルミノバ夜光へ変更され、ミッションタイマーとして、オリジナルのレファレンスナンバーが与えられた特別なモデルになります。

この度、オーバーホールを実施しながら、アッパーケースを回転ベゼル付きの純正部品 TL Ref.750-02 タイプ新品に変更した商品となります。元の Ref.760-32 のケース部品も付属します。

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